円道シャーク・一成さんのバースデイライブが2021年10月3日にラドンナ原宿にて行われました!
円道シャーク・一成さんのライブに、そうる透さんのアシスタントとして参加してきましたので、セッティングを紹介していきたいと思います!
円道シャーク・一成さんのライブメンバーはとても豪華です。
メンバー
- Vo.円道一成さん
- Bs.和佐田達彦さん
- Gt.是方博邦さん
- Dr.そうる透さん
- Ky.HEYSKEさん
- Vp.仁井山征弘さん
- Vo.小野ひとみさん
- Vo.MARSA SINGさん
- Vo.眞塩藍咲さん
- 鼓.大倉正之助さん
- Sax.永井実穂さん
- Tp.安達奈央美さん
- Tb.杉山マキコさん
そうそうたるメンバーでのエンターテイメント性に富んだ素敵なライブでした!
まずはその時にそうる透さんが使用していた機材を紹介していきたいと思います。
そうる透さんがライブで使用していたドラムセット
今回は、今年導入したTAMA Star Walnutを使用しました。
それぞれサイズは以下になります。
ドラムのサイズ
- BD 16″×16″
- Hi Tom 10″×8”
- Low Tom 12″×9″
- Floor Tom 14″×14″
- SD 12″×5.5″
そうる透さんがライブで使用していたシンバル
次に、そうる透さんが使用したシンバルについて紹介させていただきます。
別記事にて、そうる透さんがメインで使用しているシンバルも紹介していますので、そちらも是非見てみてください!
https://soultoulstaffblog.com/soultoul_cymbal/
ハイハット:New Beat Hi-Hat 12
ハイハットシンバルは、Zildjian/A zildjian New Beat Hi-Hat 12″を使用しています。
そうる透さんがNew Beat Hi-Hat 12″を使用する時は、ボトム x2枚で使用しています。
※現在New Beat Hi-Hat 12″は販売しておらず、リンクは13インチの1ペアになります。
ライドシンバル:Avedis 19″
ライドシンバルにはZildjian/Avedis 19″を使用しました。
ガムテープを貼って、音量を調整しています。
クラッシュシンバル:Sweet Crash
ハイハット側のクラッシュシンバルはZildjian/K Zildjian Sweet Crash 17″
ライド側のクラッシュシンバルがZildjian/K Zildjian Sweet Crash 18″
合わせシンバル:Fxシリーズ ×Fx Spiralシリーズ
合わせクラッシュシンバルとして、Zildjian/Fx Stack 16″の上にZildjian/Fx Spiral Trash 18″を重ねて使用しています。
写真ではほぼ見えていませんが、Spiral Trashの下に16″ Fx Stackがいます。
そして合わせスプラッシュシンバルとして、Zildjian/ZHT China Splash 10″の上にZildjian/Fx Spiral Stacker 10″を上に重ねて使用しています。
※ZHT China Splash 10″がすでに廃盤となっていますので、リンクはS China Splash 10″になっています。イヤモニ環境
現場現場で転がしを使ってモニターしたりイヤモニを使ったりするのですが今回はイヤモニを使用しました!
イヤモニのミキサーはSoundcraftのNOTEPAD 12FXを使用しています。
そこにTAMAのメトロノーム RW200を繋げて、そうる透さんだけがクリックを聞ける環境を作り出しています。
あとはライブハウスのPAからステレオでモニター回線をいただいています。
マイクについて
マイク類はバスドラにYAMAHA Sub KicKを持ち込みました。
現在Sub Kickは廃盤のため、代替商品のリンクを貼っておきます。
ライブハウスでSHUREのSM57をお借りして、TAMAから販売されているマイクスタンド(TAMA MS736LBK)に装着して使用しました。
SM57はバスドラとタムの間くらいからフロアを狙ってマイキングしています。
マイク一本でもこのマイキングだとタムもスネアもフロアタムも意外とちゃんと全部録れてしまうんですよね。
ちなみにこのスタンドは持ち運びは大変なくらいとにかく重いです!
しかし重い分すごく頑丈で演奏中のネジの緩みも全く心配ありません!
ただ持ち運ぶ際はかなりネジが緩みやすいのでパーツがなくならない様に楽器車などに積む際、再度ネジを締め直すことが重要です。
バスドラムにトリガーモジュールを使用
あとはバスドラにトリガーを付けてRoland TD-30の音源で鳴らしています。
どうしても16インチのバスドラでは出にくい帯域とアタックをTD-30で賄っているといった印象です。
※TD-30はすでに販売終了のため、リンクはTD-50となります。
アシスタント目線での今回の現場について
円道一成さんの現場は主に円道一成さんのオリジナルソングに加え60年代〜90年代にかけての洋楽、ソウル、ファンク、バラードなどを演奏しています。
曲数はあまり厳密なことは言えませんがかなり多いです。
そして今回のバースデイライブは昼夜公演の2回公演でした。
昼と夜では少し曲順が違います。
アシスタントとして、そうる透さんの演奏中のサポートをしますが、譜めくりがとても大変です。
曲名の多くは英語でリハーサル中は常に英語のリスニングテスト状態です。
またミュージシャンとしてそうる透さんは柔軟で俊敏なことを大切にしています。
常に集中していないとついていくことができない現場で、非常にレベルの高さを感じます。
円道一成さんのライブの大きな特徴として曲がほぼ繋がっています。
円道一成さんのトークや演奏陣によるソロパフォーマンスが曲中に散りばめられていて譜面を見るとXタイム(尺無し自由時間)の嵐です。
曲繋ぎのきっかけは唐突な円道一成さんによるカウントや、ドラムのカウント、フィルインから入ることが多いです。
そうる透さんはこのライブではほとんどの曲でクリックを聞いて演奏しています。
しかもそのクリックのQ出しはアシスタントである私の職務です。
円道一成さんの現場での曲間はただ繋ぐだけではなく様々なギミックを取り入れて繋いでいます。
その繋ぎのギミックはどの楽器、どのフレーズがきっかけになっているかを全て覚えておかなければなりません。
それゆえセットリストはメモ書きでいつも真っ黒です。
またライブ中に曲順が変わることが度々あります。
主にフェルマータで投げたあと円道一成さんが曲名を言うタイミングでセットリストとは違う曲名を言われた際、私はその言われた曲名の曲を探して譜面を出しその曲のテンポをポン出ししなければなりません。
なので現場はすごく和やかながらも包丁をつきたてられている様な緊張感が漂っています。
この現場を通し私はいつもプロのミュージシャンがいかに偉大か、思い知らされます。
すごく文字にすると大変そうに見えますが(本当に大変ですが)それを難なくやってのけるプロのミュージシャンの方々。
そして円道一成さんのライブへのこだわり、またライブは生き物だと言わんばかりのエンターテイメント性、、、。
リハーサルでやったことを本番でできること、それはミュージシャンにおいてすごく大切なことだと思います。
ただリハーサルでやったこととは違うことを振られてもやってのけるこの柔軟さ、頭の回転の速さ、がプロのミュージシャンとアマチュアの違いなのかなとこの現場を経験する度思い知らされます、、、。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!
素晴らしいライブの裏側にはこの様なストーリーがあったりします!
私がアシスタントとして経験した現場の裏側などもこうしてこれからアップして行こうと思うので
是非皆さん、閲覧の方よろしくお願いします!!